睡眠中に何回も呼吸が止まりぐっすり眠る事ができない病気です。 大きなイビキや起床時の頭痛・夜間の呼吸停止・日中に強い眠気がさすなどの症状があります。 潜在患者は人口の2~3%といわれ、放っておくと高血圧や心臓循環障害、脳循環障害などに 陥るといわれています。また、日中の眠気などのために仕事に支障をきたしたり 居眠りによる事故の発生率を高めたりするなど社会生活に重大な悪影響を引き起こします。 しかし治療方法も確立されているため適切に検査・治療を行えば決して怖い病気ではありません。 |
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睡眠中に口角や咽喉部の筋肉が緩み、舌根部や軟口蓋が下がり気道を閉塞することが 主な原因となっている。 |
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検査はご自宅で終夜睡眠ポリグラフィーという検査を行います。 この検査では睡眠中の呼吸の状態、血液中の酸素濃度などを同時に測定し 無呼吸低呼吸の有無を知ることができます。 |
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治療は検査で無呼吸または低呼吸の状態が見られた場合 CPAP療法をします。 | |||
CPAPとは鼻より空気を送り閉塞した上気道を押し広げることによって 睡眠時の無呼吸をなくし、酸素不足を解消することができます。 また睡眠の質を向上させることができます。 睡眠時無呼吸低呼吸症候群がまねく高血圧症や狭心症、心筋梗塞といった 循環器の病気など合併症を予防する事もできるといわれています。 現在ではCPAP療法は中等症以上の閉塞型無呼吸症候群に対する 治療の第一選択として使用されます。 |
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